其角三百回文学忌記念シンポジウム・講師紹介

● 小谷幸雄(こたに・ゆきを)

昭和6年兵庫県生れ。立正大学名誉教授。俳号・參木。 日本比較文学会、ドイツ俳句協会、ドイツクラーゲス協会。著書に、『世界を結ぶこころとことば―紀行・研究・俳諧』近代文藝社2004 など。ライフワークとして、先師冨永半次郎の遺業を祖述し、単著『遠心と求心-私の比較文学修業』校倉書房1989 後の翻訳・論文を、生中心の人間学の主旨で纏める事が今後の課題である。

釈冨
迦永
佛半
陀次
本郎
紀著

● 湯浅信之(ゆあさ・のぶゆき)

昭和7年東京生れ。広島大学名誉教授。 英国俳句協会俳文コンテスト選者。専門:十六世紀・十七世紀英詩 英訳『一茶おらが春』カリフォルニア大学出版1960、 英訳『芭蕉紀行文集』ペンギンブックス1966、 英訳『良寛詩歌集』プリンストン大学出版1981、 『対訳ジョン・ダン詩集―イギリス詩人選〈2〉』岩波文庫 1995、 『ジョン・ダン全詩集』名古屋大学出版会1996(日本翻訳文化賞受賞) など。梅光学院大学公開講座論集・第53集『俳諧から俳句へ』(笠間書院、佐藤泰正・編)に「インターネットで連歌を試みて−現代における連歌の可能性−」を執筆。

● 二上貴夫(ふたかみ・きふう)

昭和22年佐賀県生れ。「俳文学会」「連句協会」各会員。 「紫薇」同人。「其角三百回文学忌有志の会」世話人。宝井其角研究家。 連句誌『れぎおん』第10号〜18号に『其角点描』を8回連載1995〜1997年。 連句革新を志して、1998年、形式自由による「連句文芸賞」を創設し、東京文献センターより2001年『わいわい連句遊び-連句文芸賞への誘い』を刊行。2004 年「俳諧集『秋天』」を上梓。

● 加藤郁乎(かとう・いくや)

昭和4年東京生れ。1951年早稲田大学文学部演劇科卒業。商事会社経営、日本テレビに勤めるなどしてより43歳で筆一本を生業とする。句集に『球体感覚』『形而情学』(第6回室生犀星詩人賞)、『初昔』(第18回日本文芸大賞)、 『加藤郁乎俳句集成』、詩集に『終末領』『閑雲野鶴抄」ほか。 考証評論に『江戸の風流人』正・続、『江戸俳諧歳時記』『近世滑稽俳句大全』ほか、 小説に『エトセトラ』『膣内楽』、回想記『後方見聞録』などがある。また、風流遊蕩に徹し粋に生きた江戸の俳人・数寄者達の世界を『江戸俳諧にしひがし』(飯島耕一と共著)、 『俳林随筆・市井風流 』に著す。

● 水野 隆(みずの・りゅう)

昭和11年岐阜県郡上八幡に生れる。父・柳人(画家)、母・多喜。中学二年の折、樋口功の芭蕉七部集の註解を読み、感銘す。中学卒業ごろ、父や妹、近所の人たちと連句を始める。昭和三六年、處女詩集「室内樂」を刊行。その後、詩集「二重奏」(妹・進子と合著・昭三八)「奥美濃のうた・ふるさと詩鈔」(昭四一初版)「夏の名残りの薔薇」(昭四二)「十三のジェスチイヌ」(昭四三)「果樹園」(昭四七)「ターフェルムジーク」(昭四九)以上六冊の合本「水野隆詩集」(昭五四)「幼年傳説」(昭五九)「新ふるさと詩鈔」(平五)など刊行。他に母の思い出話を書いた「多喜女聞書」(昭四八)連句集「青玄抄」(昭四九)「満天星」(昭六二)「緑湧抄」(平九)など出版。昭五一、岐阜県芸術文化賞。昭五五、中日詩賞。昭五七、第一回連句懇話会賞受賞。現在、おもだか家民藝館館主。  





● 浅沼 璞(あさぬま・はく)

昭和32年生れ。法政大学文学部日本文学科卒。俳文学専攻。連句人(レンキスト)。 批評家。連句文芸賞選者(2001-2002)。現在、HP連句パワー(http://mypage.odn.ne.jp/home/renkupower)を管理運営。 また、日本大学、法政大学、武蔵野大学等で俳諧の講師を務める。著書に『可能性としての 連句』(ワイズ出版)、『中層連句宣言』(北宋社)、『「超」連 句入門』(東京文献センター)、『西鶴という方法ー略奪・切り裂き・増殖・滑稽』(鳥影社)等。  

● 現在、市販されている其角研究書・資料。

『蕉門名家句選(上)其角』堀切実編注 岩波文庫
『芭蕉七部集』中村俊定校注 岩波文庫
『榎本其角』乾 裕幸 蝸牛社
『注解 芭蕉翁終焉記』今泉準一 うぶすな書院
『其角と芭蕉と』今泉準一 春秋社
『「虚栗」の時代』飯島耕一 みすず書房
『元禄の奇才 宝井其角』田中善信 新典社
『宝井其角全集』4分冊。勉誠社。編者石川八朗、今泉準一、鈴木勝忠、 波平八郎、古相正美


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