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(((( 2017版 俳句通信講座 ))))

この2017版通信講座は「 NPO法人俳句&連句と其角」が提供する、句会用テキスト『型で俳句を』に基づいた画期的なプログラムです。
このプログラムに従って進んでいくと「俳句」と「連句」との違いが分かり、俳句も連句も実作できるようになります。


はじめに「第1回のPDF」を開き、課題の答えを ・・ メールフォーム・・ よりお送りください。


第1回 「声」を数えてみよう
第2回 「旧カナ」「現かな」の違いを知ろう
第3回 「歳時記」を手にとって使ってみよう
第4回 俳句らしさの「四要素」を知ろう
第5回 「発句」と「平句」の違いを知ろう
第6回 発句五型の実作(第1型-添削指導)
第7回 発句五型の実作(第2型-添削指導)
第8回 発句五型の実作(第3型-添削指導)
第9回 発句五型の実作(第4型-添削指導)
第10回 発句五型の実作(第5型-添削指導)

第1回〜第3回までは無料です。第1回の課題の答えを送って下さった方へ、第2回と第3回のPDFをお送り致します。
第4回からは有料(テキスト代+添削通信料)になります。さらに進まれる方は、再び ・・ メールフォーム・・ よりお申し込みください。

第1回 「声」を数えてみよう
第1回は、日本語の音数律についてです。
日本語は、シラブル(音節)ではなく、モーラ(拍)で数えます。「インターネット」を声にだして数えてみましょう。
「イン・ター・ネッ・ト」でしょうか「イ・ン・タ・ー・ネ・ッ・ト」でしょうか。

俳句の数え方:モーラ(拍)で「イ・ン・タ・ー・ネ・ッ・ト」と、七音で数えます。

第2回 「旧カナ」「現かな」の違いを知ろう
戦前の文部省発行の児童用教科書は「遠足」を「ヱンソク」と書いていました。
しかし、戦後は新聞も学校の教科書も「えんそく」と書くようになりました。これは、 1946(昭和21)年、
それまでの旧仮名遣(歴史的仮名遣い)を改め、音と字が一対一で対応する表音主義に基づく「現代かなづかい」
が公布されて、国民の殆どが「現かな」に従ったからです。

ところが、1986年(昭和61年)、表音主義に歴史的慣習を加味した「現代仮名遣い」が公布されて、短歌や
俳句などの「歴史的仮名遣い」を許容するとする例外が付け加えられました。ここに、俳人は「歴史的仮名遣い」
で俳句を書くのか「現代仮名遣い」で書くのかの問題が生じて来たのです。

 次の句は「旧カナ」で書かれた俳句です。
  -元日や日のあたりをる浅間山       臼田 亜浪
  -をりとりてはらりとおもきすゝきかな   飯田 蛇笏


 次の句は「現かな」で書かれた俳句です。
  -顔じゅうを蒲公英にして笑うなり     橋  フ石
  -空蝉の目玉なき目に見られおる      鳴戸 奈菜


そもそも表記は各作家に任かされたもので、どれが正しいと決められるものではありません。
しかし、だれでも時代の影響から自由にはなれないのですから、はじめは学校で習った仮名遣いを使って俳句を作りましょう。
しかし、いずれは「旧カナ」と「現かな」との違いを知って、どちらで俳句を書くのか決めましょう。

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第3回 「歳時記」を手にとって使ってみよう
第3回は『歳時記』(『季寄せ』とも言います)についてです。
『歳時記』には「季語」が満載されていますので、俳句を作らない人でも、毎日ぱらぱら捲って今日の季語を探してみましょう。

「季語」 ふつう、春・夏・秋・冬・新年の五季に分け、さらに(1)時候、(2)天文、(3)地理、(4)生活、(5)行事、(6)動物、(7)植物
の七つに分類します。例えば「福寿草」は、新年で植物です。「雪」は、冬で天文です。

今日、あなたが目に触れ耳に聴き肌で感じた「季語」を、それぞれ五つ探してみてください。

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第4回 俳句らしさの「四要素」を知ろう
 第4回は、俳句らしさの四要素です。

         季 語(春夏秋冬新年)
  五七五定型 /\ 
        \/ 切レ字(や・かな・けり)
        俳 味(存問の詩・フモール・不調和の調和)

俳句の特長はなんと言っても、その十七音の短さにあります。
この「五七五定型」という形式の短さを活かそうとして「切レ字」を用い「季語」を使い、 おのずから「俳味」に到ろうとするのです。

  -顔じゅうを蒲公英にして笑うなり     橋  フ石
この俳句の「切レ字」と「季語」と「俳味」とを答えてみましょう。

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第5回 「発句」と「平句」の違いを知ろう
「発句」とは「切レ字」もしくは「切レ」のある五七五の文体です。
  【発句感覚】
   -其角忌や/西相模野の紅梅花        石原 八束
   -三枚におろされている/薄暑かな      橋 フ石


「平句」とは「切レ字」もしくは「切レ」のない五七五の文体です。
  【平句感覚】
   -音もなく花火のあがる他所の町       前田雀郎
   -さうしなければ凍蝶になりさうで      黛まどか



江戸の其角の墓は東京になく神奈川県の西相模野にあるのですが「紅梅花」はそうした隔世感をも表しています。発句感覚の俳句は格調が高くなりますね。これに対して、平句感覚の俳句は「軽み」の味になります。

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第6ー10回 発句五体の実作(添削指導)
さあ、第6回から10回まで、テキスト『型で俳句を』を使って「実作」に取り組みます。
ここでは、発句五体を基にして、句形を広げていくことを習います。

【第1型】
   -足袋つぐや/ノラともならず教師妻     杉田 久女
 この型の典型は、上五に四音の季語を置き、-やで切り、下五を体言止にします。
【第2型】
   -ばか、はしら、かき、はまぐりや/春の雪  久保田万太郎
 この型の典型は、中七を、-やで切り、下五に五音の季語を置きます。
【第3型】
   -をりとりてはらりとおもきすゝきかな/   飯田 蛇笏
 この型の典型は、下五に季語を置き、下五を名詞+かなで言い切ります。
【第4型】
   -永き日のにはとり柵を越えにけり/     芝 不器男
 この型の典型は、上五に季語を置き、下五を動詞+けりで言い切ります。
【第5型】
   -細雪/妻に言葉を待たれをり        石田 波郷
 この型の典型は、上五に体言止の季語を置き、切レ字を使わないで体言止で切り、中七下五の十二音で呟きます。

 課題提出は、毎回3句お送り下さい。添削して返送致します。実作によって、さらにあなたの感性は磨かれていくでしょう。
 第10回を修了された方は「十二句連句の実作」へとお進みください。

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最終更新:2017年01月02日 作動確認:Safariバージョン10.0.2